当事業所では、おやつの時間があります。いろいろなお菓子が箱に入っていて、大きい袋のものは1個、小さい包みのものは3個などと決めてあり、子どもたちはたくさんのお菓子の種類から今日食べるおやつを選びます。今年に入って、このおやつ制度を購入制に変えました。使うのはおもちゃのお金ですが、箱の中のおやつにはそれぞれ10円~50円程度の値段を職員が値札として貼ってあります。お金を手に入れる方法は「手洗い・うがい」。しっかりと手洗いうがいをすると、職員から50円が渡されます。子どもたちはそのお金で買える分だけお菓子を引き換えることができます。また、お金は持ち越しもできるので、今日は40円だけ使って、おつりの10円は次回に持ち越す~ということも可能です。食べる前にしっかり手洗いとうがいをやること、そして楽しみながらお金の計算の勉強になることなどの効果を期待して始めたのですが、期待どおり子どもたちはとても楽しそうにとりくんでくれています。意外だったのは、「持ち越しができる」制度にしたことで、貯金をする堅実家が多かったこと!しっかり少しずつ貯金をためて、100円分の大人買い(?)をした時のうれしそうな顔~。そんなお友達を見て、自分も貯金をしてみようと思う子も増えてきています。