4月1日に開所してから、たくさんのお問い合わせをいただき、現在2名のお子さんがこどもプラス塩田に通ってきています。放課後の時間、こどもプラスでは、宿題→おやつ→自由あそび→運動あそび という流れで過ごしています。初めて利用するお子さんは、慣れない環境で、何をするのか不安になったり、戸惑ったりすることもあるかと思います。そのため、ホワイトボードに絵カードを用いて今日の予定を、事前に説明するようにしています。
宿題が終わるとおやつの時間です。こどもプラスではおやつを出しています。1個コーナー、2個コーナー、3個コーナーを作り、何個コーナーから何を食べるか選んでもらっています。
今日食べるおやつをスタッフが決めるのではなく、自分で決める自己選択の場面を作っています。2個コーナーや3個コーナーを作っているため、数をかぞえる勉強にもなります。
おやつを食べて、自由あそびをしたあとは運動あそびの時間になります。私たちの教室では、療育的な支援として運動あそびを取り入れています。難しい運動ではなく、まずは基本的な動きからはじめ、遊びの中で楽しく体を動かすことを大切にしています。
先日、運動あそびに初めて参加したA君。既に体験会で参加したことがあるB君と一緒でした。最初は何が始まったのか分からず、状況が読めない様子のA君。しかし、後半になると、B君と職員が縄跳びの運動を「ジャンプ、ジャンプ」と声を出しながらやっていたところに、A君も「ジャンプ!」と言いながら入ってきました。言葉では伝えられなくても「僕もやりたい」という彼の意思表示だったのだと思います。
お子さんの「やってみたい」という気持ちを大切に、「できた!」という小さな成功体験を積んでいく中で、自信になり、「次もやってみよう」というやる気につながるといいなと思います。
まだスタートしたばかりの教室ですが、お子さんとの関わりの中で、たくさんのことを学び、スタッフも一緒に成長しながら、お子さん各々の良さを引き出していけるような支援を目指していきたいと思います。