観ているだけでいい。話の聞き方も人それぞれ。正統的周辺参加とは。

どうも、こんにちは、こどもプラス塩田教室です。

日々過ごしていると

なんで運動に参加してくれないんだろう。

なんで活動に参加してくれないんだろう。

聞くときは目を見てほしい。

といった場面があるかと思います。

そんな中で、昨日実は観ているだけでもいいんです。という内容の記事を書きました。

学ぶ→まねぶ→まねをする。”教える”でなく”背中を見せる”
【学ぶ】の語源は【真似ぶ】 「学ぶ」の語源は「真似ぶ」という説があります。 まず学習するには「良い」と思ったことを「真似する」ということです。 これはどんな人も自然に行っていることだと思います。   ミラーニューロン 人の脳細胞にはミラーニ

 

今日はもう少し深く掘り下げていきたいと思います。

話はまた職人の話になります。

器具も用具も何も触れない見習い

ある職人の見習い期間には用具にも器具にも何にも触れない、ただ師匠の身の回りのお掃除や片付けや準備を手伝うだけの期間があります。

肝心の作業の時間にはじっと見ているだけ。しかし、その場から離れることは許されない。

そんな状況があります。

「そんなの何も得るものがないじゃないか!」

そう思う人もいるかと思います。しかもそれが長く続くなんて、辛いですよね。

 

言動、立ち居振る舞い、全てを観ている

では、この見習い期間で得るものは本当に何もないのでしょうか。

実はそんなことはないんです。

見ていないようで、脳は色々な情報を見聞きしているのです。

歩き方、目線、立ち方、座り方、表情、服装、作業内容、作業工程、手先の動き、言葉遣い、姿勢、周囲の環境、音、匂い、などなど…

挙げればきりがないほど、脳はたくさんの情報を処理しています。

なので、自分がやってみる段階で実は完全な素人ではなく、たくさんの情報が脳内に蓄積されている状態になります。

何もしていないようで、実は活動に参加しているんですね。

これを正統的周辺参加と言います。

 

いざ、やってみると…

実際には何もせずに見ていただけなので、その辺の素人と変わりはないはずです。

しかし、実際に仕事に取り組んでみると、初めこそ差は無いにせよ上達のスピードはどちらが早いかは分かるかと思います。

実際に師匠の動きを見ていた人は「こうするんだ」という明確なゴールがあるので、そこに突き進んでいきます。

なので、そこに対する上達のスピードも一般人とは違ってくるのです。

これはスポーツをする際に兄や姉がやっているスポーツを見ている妹や弟は初めの段階である程度できてしまったりすることに似ています。

それについてはまた違う記事で書こうと思います。

 

お兄さんの動きをマネするBくん

先日、小学5年生のお兄さん2人がドッヂボールをしていたときのこと。

小学2年生のB君がお兄さんたちがするドッヂボールを見ていました。

楽しそうにしているお兄さん達の様子を見ながらニコニコし、入りたそうにしていたBくん。

お兄さんたちが「Bくんもやる?」と聞いてくれました。

そうするとBくんは嬉しそうに「うん!やる!」と言い、勢いよく入ってきました。

そうするとお兄さんたちは人数を見たり、強さを見ながら「じゃあBくんはこっちのチームね!」

と言い、チーム分けをしてくれました。そうしてドッヂボールに入りました。

お兄さんたちのドッヂボールは少し特殊なルールもあったのですが、しばらく見ていたB君はそれを理解していました。

そして、ボールのよけ方や、投げ方、その少し特殊なドッヂボールの楽しみ方を知っていたんです。

 

これが何も見ずにいきなり入ってきた子だったらどうでしょうか。

ルールについていけなかったりして、やる気をなくしていたかもしれません。

ルールに慣れるまでは上手く楽しめなかったかもしれません。

 

最後はやったほうがいい。だけど…

見ているだけで、脳内のミラーニューロンが働き、自分も同じ動きをしてるように感じるので、見ているだけでもいいんです。

しかし、最高なのは、見たうえで実際にやることです。

脳内のトレーニングだけでなく、実際に身体のトレーニングを行うことで、脳も体も共に成長することができます。

 

 

 

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