5/28 ソーシャルスキルトレーニング

先日の職員研修では、「ソーシャルスキルトレーニング」を職員同士で実践練習して学習しました。
ソーシャルスキルトレーニングとは、SSTとなどと略されることも多いのですが、平たく言うと「人との付き合い方のコツを学ぶ」訓練です。
発達障害のあるお子さんの中には、他の多くのお子さんが自然と周囲を見て身につくようなルールや暗黙の了解のようなことを理解するのが難しいということがあります。そのようなことを、具体的にどういう行動をするといいのかを説明をし、お手本を見ながら練習を重ねることで、少しずつ身につけるようにサポートすることができます。このトレーニング方法をとてもわかりやすく簡略していうと、「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」の名言どおり。
たとえば、「あいさつする」「上手な話の聞き方」などの人間関係の基本となることや、「やさしい頼み方」「上手な断り方」などの仲間関係をうまくするためのスキルなどの獲得にも使えます。
また、このトレーニングの目的は、「一般的に望ましい行動をさせる」ためにやるのではなく、「その子が望んでいることを上手にできるようにする」ということも学びました。これから、支援する中でどんどん取り入れて、お子さんたちの生活力の幅を広げてあげたいと思っています。