学ぶ→まねぶ→まねをする。”教える”でなく”背中を見せる”

【学ぶ】の語源は【真似ぶ】

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」という説があります。

まず学習するには「良い」と思ったことを「真似する」ということです。

これはどんな人も自然に行っていることだと思います。

 

ミラーニューロン

人の脳細胞にはミラーニューロンという神経細胞があります。

脳が、見たものを自分が同じ体験しているかのような反応を示すことから、鏡のようなのでこのような名前が付きました。

 

職人の教え方「観て盗め」

このミラーニューロンの働きを見ると職人の師匠が弟子に何も教えずに「観て盗め」とだけ言うのにも納得ができます。

言葉で教えられた方が細かいこと等が分かりやすいですが、

観ているだけでも、十分に学ぶことにつながるのです。

 

お友達の遊びを見ているだけのAさん

塩田教室にもお友達の遊びを見ているだけのお子様(Aさん)がおります。

ほとんど、お友達の遊ぶのをニコニコしながら観ています。

私も「一緒に遊ばないかな?」と思いながらその姿を見ているのですが、

こちらから「一緒にやろうよ!」と誘うと、たま~に「うん」とだけ言い、遊びに参加することがあります。

そうすると、ビックリ!ルールもしっかり理解していて、すんなりと遊びに入れるんです。

しっかりとお友達の遊びを観て「こういうときはこうするんだな」ということを自分でも感じながら観ているんだなあと改めてこのミラーニューロンの働きを感じました。

 

観ているだけでもいいんだよ、という姿勢

これを知っていれば、無理に活動に参加させることは無くなってきます

 

観ているだけでもある程度の効果が期待できるからです。

 

その観る時間が積み重なっていくと、ある日心の準備が整って、

参加するときにすんなりとできたりします。

 

この姿勢でいると、職員も心に余裕が生まれ、

それで子どもも安心感にを抱くようになり、

その安心感が活動への参加意欲へ繋がってきます。

 

まずは知ることが、全ての一歩になるのだと、私は思っております。

そんなことが上田教室でもあったようなので、こちらもぜひご覧ください!

失敗を成功に導く考え方を育む遊び~Aさんの得意なオセロを通して~
Aさんとオセロ遊びをしたら逆転されました。その考え方がすごいんです。 Aさんはオセロが得意で、自由遊びの時間にお友達やいろいろな職員を相手にオセロをしています。 ある職員に聞くと「Aさんはとてもオセロが強くて、本気でやっても負けてしまうので

 

 

 

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