こんにちは。こどもプラス塩田教室です。
前回、前々回と、「見ているだけ、その場にいるだけでもいい。」という話をしてきました。
その内容はこちら↓
①学ぶことの基本は真似をすること。つまり、見ること。というお話です。
②そして、その場にいること自体が学ぶ行動の一つで、その場にいれば、とりあえず最低条件は満たされているというお話。
さて、今回は上記の2点を踏まえて、スポーツ界にある事例を紹介し、
たくさんのお子様を見てきた実体験からこの理論の裏付けをしていきたいと思います。
Aさんの事例
私たちの事業所に通うAさんの事例を紹介いたします。
そのお子様はご兄弟があるスポーツをしていて、休日にはそのスポーツ観戦にご家族で行かれることがあります。
観戦中はあっちに行ったり、こっちに行ったりして、あまりジッとせず、保護者の方も本当に見ているのかな?と疑問に思っていたようです。
でも、時にはご兄弟の試合が終わってもそのままその後にある他のチームの試合もずっと見たいと言って、その場に居続けることもあるそうです。
ある日そのスポーツをしてみると…
そして、ある日の活動のときでした。
みんなで何気なく自由遊びを始めると
普段は主に一人で遊んでいてそんな姿を見かけないAさんでしたが、
皆が遊んでいるのを見るとスーッと近寄ってきておもむろにボールをつかんで…
ポーーーーーーーーーンと投げたのです。
(※写真はイメージです)
あまりの出来事に皆も目が点になりました。
職員も「投げるの上手だね!!」と驚きです。
しかも、注目すべきはそのフォームでした。
ボールを使った運動遊びも普段しているものの、そこまで細かいフォームの練習はしていません。
しかし、Aさんはとても綺麗なフォームで投げていたのです。
弟や妹が兄や姉と同じことをすることのアドバンテージ
これがミラーニューロンの働きです。
Aさんは実際にそこまで専門的にそのスポーツの練習をしたことがないのに、そこまで美しいフォームを身につけていたのです。
これが見ることの大切さです。
これは弟妹が兄姉のやっていることと同じことをするときに
「なんかセンスがいいね」
「素人とは思えないね」
「どこかでやってたの?」
と思われる一因だと私は捉えています。
無意識のうちに兄姉のやっている姿を見て、
ミラーニューロンを働かせているのです。
それが積み重なると、初めてやるときにもとても上手にできることがあります。
筆者もこれまで何度かそういった事例を目の当たりにして、このミラーニューロン、周辺的状況参加の効果を実感しているところです。
まずは観ること。興味を持たせたかったら兎にも角にも観る!(できれば生で!)
ということが大事だということです。
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~追記~
ここで、書いているうちに、体操の内村選手のことを思い出しました。
彼の一家は言わずと知れた体操一家です。
内村選手が小さいころ、母親が夕食の際には必ず体操の映像を見せていたそうです。
そして、内村選手という「体操競技の技のすべてができる」と言われる選手が生まれたのです。
これもまたミラーニューロンの賜物なのかなと感心した次第です。